友人宅で花びら餅茶会を開催しました。お膳は明治時代のの輪島塗、茶碗は昭和初期の印判手茶碗。そこにタイ製のアルミボウルを組み合わせるのは私の大好きな組み合わせです。年代も生産地も素材もバラバラなものをアレンジするというのはパズルみたいにスリリングでワクワクします!
ミニサイズのバスケットの中には、茶碗、茶筅、抹茶(薬包の形状)、茶菓子、茶杓(スプーン)、建水(タイ産のアルミボウル)、熱湯の入った水筒、地面に敷くシートなどが入っています。つまり、この中に茶道具が全て収まっているのです!ピクニック茶会や地球茶会ではこのバッグを持って、お好きな場所に移動してして抹茶を点てていただいています。集合の合図はシンキングボウルのチーンという澄んだ音。たまに遠くに行きすぎて、あるいはウトウトして聞き逃す方もいらっしゃいます(笑)
砂浜に映えるテーブルセット。テーブルの天板を持ち上げると、土台(メッシュのカゴ)に荷物が入れられるようになっています。スタッキングもできて屋外のお茶会にはいつもいい仕事をしてくれます。大きなサイズが1、中サイズが6セット。
奈良県生駒市にある「高山竹林園」は茶筅の里のシンボルです。茶道流派によって茶筅の形や素材が異なるため、その種類は200余!そのほとんどを展示しているのがこの「高山竹林園」です。ここでは、職人さんの茶筅作り実演も見ることができ(日程確認必要)、抹茶も味わうことができます。
あまり祖母との思い出はありませんが、思いがけず古い重箱を譲り受けました。少女だった母や祖母も美味しいものを囲んでおしゃべりの花が咲いた事でしょう。いつの世も重箱の周りにはみんなの笑顔が輝いていたと思うと、和菓子を作り、詰めるときに私も自然と優しい気持ちになりました。お茶会に使用するお道具はなるべく天然素材のものを選んでいます。特に漆、骨董の茶碗や籠は大好き。