茶道具の入ったバスケットを持って、森に入って行った彼女。リトリートの達人です。ゆっくり深呼吸して、鳥のさえずりに耳を澄まし、丁寧に抹茶を点てる姿に心を打たれました。いっぷく茶ラボのお茶会は基本の所作をお伝えしますが、その先は自分流リトリートで正解です。
お茶室の入り口は躙り口(にじり口)と言って、高さ2尺2寸(約66cm)、幅2尺1寸(約63cm)の小ささ!でもお茶室の中では侍も商人も身分の差もなく平等な空間でした。この地球茶会ではこの躙り口を檜の木材を使って現代アート風に再現してみました。このお茶会では地球をお茶室と見立てているので、お茶会のONとOFFの切り替え用に躙り口を作っていただきました。この日がデビュー!高浜の平田木工さん、ありがとうございました!ちなみに地球の中では生物は皆平等です
空も海も風も完璧!一幅の絵のような絶景です。この場所でお茶会ができた幸せ!地球にも、人間にも、ご先祖様にも感謝せずにはいられません!そもそも海は地球誕生後2〜4億年頃に1000年続いた大雨によって形成されたという説があります。 つまり、私たちが自然と呼んでいるものは元からあったものではなく、あらゆる奇跡と年月が紡ぎ出した現象なんですね。そんなことを頭の隅に置きながら、波音を聞いてるとことさら奥深く感じます。
空の青!海の青!素晴らしい天気の中で開催された「地球茶会」in 福井県高浜町。茶道の基本所作のデモンストレーションの後で「お好きな場所で地球と抹茶をお楽しみください」と声をかけたら、みなさんいそいそと波打ち際までテーブル移動!裸足になって波の感触を感じながらの一服。まさに奇跡のような美しい時間でした。
爽やかな初夏の朝。少し早起きしてお茶会をしました。波の音を聞きながら素敵な時間。コーヒーでもいいけど、その場で茶筅で点てる抹茶は新鮮で特別な飲み物(体験)となります。なんだか良い1日が始まりそうな予感がします。