2025年の栗茶会は御殿場「とまり木カフェ」にて開催されました。このカフェはかつての外務大臣だった松岡氏の別荘だった由緒正しい建物です。ひょんなご縁で知り合った現当主の松岡さんの快諾を得てこのお茶会の運びとなりました。この東山という地域は別荘地で政治家、黒澤明監督など著名な方々が住まったところでもあるのです。当日はあいにくの雨でしたが、東京から駆けつけてくださったご参加の皆様ありがとうございました。栗は大阪より取り寄せた「銀寄」という銘柄の栗。大粒で甘くてホクホク!栗茶巾のほか栗アイスなど栗ベースのお菓子をみなさんと堪能いたしました。
2019年、京都大学の「京北の循環SDGsの取り組み」のプログラムとしてSDGs茶会を開催しました。場所は製材工場。一代前まで日本家屋には欠かせなかった「北山杉」で財を成した集落も今は過疎化が進んでる様子。京北の皆様、大変お世話になりました。一日も早くその土地にあった「持続可能な仕組み」の実現を心から祈っています。
京北のSDGs茶会で土地の名士大集合の巻。日本茶は日常で飲んでいても、抹茶は非日常?日本人特有の茶道=抹茶というハードルが抹茶を生活から追い出している一面もあるのかもしれません。ともあれ、丁寧な所作で点てる抹茶にみなさん次第に緊張も解けて、最後には和気藹々といた雰囲気になりました。京北に向かう途中に「高山寺」があります。鎌倉時代に栄西禅師が宋から持ち帰った茶の種を明恵上人がこの寺に植えたとされ、今も茶畑があり抹茶をいただくこともできます。有名な鳥獣戯画の原画もあり、なかなか見どころ満載のお寺です。この日のお茶会の抹茶はここの「栂尾」を使用しました。
御殿場に移住したのはこの森があるから。畑を借りたらついてきた小さな森ですが、これがなかなか素晴らしい!畑仕事には才能がなかったけど森で過ごす時間は格別です。で、今日は友人を招いていっぷく。茶道という枠から外れてしまうかもしれないけれど、森羅万象に感謝する、という理念は大切にしています。
ZOOMで遠距離の方々と妄想茶会。今回のお題は「ベルサイユ」茶道具は茶碗、茶筅、建水、茶杓、棗(茶入れ)など。本来は茶道具ではない日常の品物や、別の用途で作られた物を、茶道具として使うことを「見立て」と言います。ベルサイユ茶会に合うお道具は何だろうと、考えるのが楽しい!ロココ調のバラの絵柄のついたヘレンドのボウルとか、彫りの素晴らしい銀製のスプーンとか。ちなみにこのお茶会のお菓子はGODIVAのトリュフにしました。